こんな使い方があったのか!漢方一つで様々な附方!

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胃の不調を訴える方は比較的
多いのではないでしょうか?

現代医学であるならば、胃酸の分泌を抑える薬や、
胃の粘膜を保護する薬、吐き気止め、胃痙攣を
止める薬などがあげられると思います。

漢方ではこれらの薬の概念とは多少異なるのです。

冷えや熱などでも胃の調子は悪くなりますし、
ストレスや血行障害でも同様のことが起こります。

冷えると悪い症状には温め、熱により悪く
なる場合には冷やすようにします。

この治療方法を逆にしてしまうと
大変なことになってしまいます。

きちんと証を見極めてからでないと
適切な漢方を出すことはできないのです。

みんなに伝えたい漢方!脾胃気虚に消化不良を伴う場合

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健脾益気の効能をもつ有名な
四君子湯という方剤があります。

この四君子湯は大補元気・健脾益気の人参、健脾燥湿の
白朮や健脾利水の茯苓を配合しております。

この健脾益気の四君子湯に色々な
薬味を配合している附方が存在します。

例えば和胃止嘔の半夏と燥湿化痰の陳皮を加えて痰湿を
兼ねる脾胃気虚に用いる六君子湯という方剤が存在します。

(燥湿化痰とは乾かすことにより痰濁を除く)

六君子湯は消化不良による
脾胃気虚に向いている方剤なのです。

脾胃気虚・健脾和胃・燥湿化痰の痛みに鎮痛効果を期待

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六君子湯では脾胃気虚、健脾和胃の効能を持ちますが、
それに香附子の行気止痛と縮砂(芳香化湿)の
理気寛胸を加えることにより香砂六君子湯を
組成することができるのです。

この香砂六君子湯は四君子湯の健脾和胃に
加え理気止痛の効能が加わります。

胃腸虚弱や食欲不振に加え、脘腹張満などのお腹が
張って苦しい時などの症状に使用されます。

六君子湯などに比べると食事により痛む場合には
香砂六君子湯の方が向いていると考えられます。

本格的な脾気虚で内湿による泄瀉の改善極まる!

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胃が弱い下痢などもするような時には
参苓白朮散という方剤が適しています。

健脾益気の四君子湯に健脾止瀉の薏苡仁(利水滲湿)
と消暑化湿の扁豆を加えて内湿による泄瀉を
改善するのと同時に、健脾和中の作用も強化するのです。

さらに脾虚による泄瀉に用いられる山薬(補養)と
蓮肉(固渋)で更に下痢の症状を改善します。

理気寛胸の縮砂と清肺提気の桔梗は
作用を高めることを目的として配合されています。

脾気虚を伴う泄瀉には参苓白朮散が六君子湯や
香砂六君子湯よりも合うと考えられます。

これらの方剤のように四君子湯をベースに
作られた方剤は色々存在するのです。

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