不安にキク~!精神不安に関して違う作用の薬!!

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漢方は同じ不安という症状でも異なる薬を
使用することが多いにしてあります。

基本的に漢方薬は病気に対して
薬を出すのではありません。

ここでは不安に対して抗不安作用の
薬を出すわけではありません。

不安の基になっている状態はどのような
ものかを認識して薬を出すのです。

状態(証)を把握せずに薬を出してしまうと
必ず効果が無いといっても良いでしょう。

証を把握して薬を投与すれば
効果が高く出ると考えられます。

肝鬱血虚VS痰熱内擾!!気分の違いとは!?

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漢方を考えるうえで理を決定
することはとても重要なことです。

理とは病因などを分析して証を導き出す
ことですが、これは四診を用いて決定していきます。

例えば理を導き出すときに、同じ不眠でも肝鬱血虚で
起こることもあれば痰熱内擾で起こることもあります。

この2種類の理は当然治し方も異なってくるのです。

痰熱内擾・胆胃不和に関しては理気化痰・清痰和胃の
効能を持つ方剤を、肝鬱血虚に関しては疏肝解鬱の
効能を持つ方剤を服用するのです。

効能の違う方剤を飲んだ場合にはほぼ
効果が無いといっても過言ではないでしょう。

絶品・加味逍遥散!肝鬱血虚に疏肝解鬱が目的!

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疏肝解鬱の柴胡、養血柔肝の当帰・芍薬を基礎として、
健脾祛湿の白朮・茯苓を配合し、益気補中、緩急止痛の
目的で甘草を配合しているものが逍遥散なのです。

更に清熱涼血の牡丹皮と瀉火除煩・清熱利湿の
山梔子が加わったものが加味逍遥散なのです。

疏肝解鬱による不眠には逍遥散が、清熱の必要もあるの
ならば加味逍遥散が適していると考えられます。

これが疏肝解鬱が関与しない
不眠なら加味逍遥散は効果が無いのです。

白朮:補気 茯苓:利水滲湿
牡丹皮:清熱(清熱涼血) 山梔子:清熱(清熱瀉火)

不眠マル秘対処法!痰熱内擾・胆胃不和を放らない!!

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痰熱が生じることにより不眠になる
場合には、理気化痰の方剤を使います。

例えば温胆湯という方剤があります。

この温胆湯は半夏により降逆和胃、燥湿化痰を行い、
竹茹で清熱化痰、止嘔除煩を行い、枳実は行気消痰、
陳皮は理気燥湿に茯苓は健脾滲湿に働くのです。

生姜、大棗、甘草は益脾和胃に働き
この方剤の組み立てができるのです。

熱を持ち痰飲などの不眠で苦しむ方は早めに
温胆湯を服用すると良くなるかもしれません。

熱痰が関与するかどうかは専門知識を
持った方でないと判断できないのです。

(半夏:温化寒痰薬 竹茹:清化熱痰薬)

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